小さいころ見た【鉄腕アトム】で
忘れなられない、
ちょくちょく思い出すシーンがある。
目の見えない女の子の母親が
亡くなってしまう。
その女の子を送ろうと
アトムが彼女を抱きかかえ、
飛び出そうとした時に
女の子がアトムに尋ねる。
「お母さんは?!」
その時、アトムは嘘をつく。
「お母さんは・・・元気だよ」
そこにいた博士がそんなアトムを見て
つぶやく。
「アトムはもうロボットではない、人間になった。
誰かのために嘘をつけるようになった。」
女の子に母が亡くなったことを
ふせてもなぜ大丈夫だったのか?!
女の子をどこに送ろうとしていたのか?!
など等、
詳細は全く覚えていない。
が、
【アトムはロボットから人間になった。】
という衝撃的な発言。
その理由が
誰かを守るために「嘘をつく」という行為。
この話を思い出すたびに
昔の上司の話も
セットで思い出す。
彼は昔、遠泳漁業船に乗っていた。
その当時を振り返って、
それはそれは懐かしそうに言っていた。
「船乗りはやさしい。
何か月も一つの船に乗って
一緒に旅をするだろう?!
だから、どうしても話題が尽きて
同じ話を繰り返しする。
でも、みんなそれ聞いたよ!
なんて言わない。
初めて聞く話のような相槌を打ちながら聞くんだ。」
アトムも船乗りも一緒だと思う。
相手を想っての嘘。
ある意味、信実なんじゃなかろうか?!
こういう気持ち、
大切にしたいなぁ・・・と思う。
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