青江三奈さんの『伊勢佐木町ブルース』ってわかるかなぁ?!
チャラっチャ
チャラララランラ ラン!
っあ~ん っあ~ん!
ってやつ。
初めて入社した会社での自己紹介で
アカペラで歌った歌。
日頃、『歌って踊れる社長』を目指しているが、
あの時はコレが狙いではない。
入社後、初顔合わせの研修で、新入社員と幹部スタッフで50人ほどいただろうか・・・
前に一人づつ出て、自己紹介をする。
私は確か順番が2番目で
私の自己紹介が終わると、ちょうど社長が入ってこられた。
『社長が来られたので、もう一度最初から自己紹介を!』
ということになり、
1番目の人からもう一度自己紹介。
私は2回目の自己紹介をすることとなった。
社長以外の人は私の自己紹介を2度聴くことになる。
同じことを2度聴くなんて・・・面白くないだろうなぁと
急遽『伊勢佐木町ブルース』を歌った。
まじめな自己紹介の場、それも幹部も社長もいる中だったので
誰も笑わず、しーーんとしていて何とも罰が悪かった。
『この会社は私には合わない・・・』と泣きたくなったのを覚えている。
だけど、その会場を後にすると
新人はみんな口々に『笑いたかった!』と言って寄ってきてくれ、
なんと上司は私を高く評価してくれていた。
もちろん、評価してもらおう!なんて思ってもない。
『伊勢佐木町ブルース』を歌って評価される!とも思ってない。
ただ、同じことの繰り返しほどつまらないことはないはず。
うけなかったときは「やめとけばよかった・・・」と思ったが、
せっかくなら、喜んでもらいたい!
という気持ちが先行して、歌おう!と思った時は
恥ずかしい気持ちも、歌ったらどうなるかなぁ?!なんて心配も
何にもなかった。
『ベクトルを周りに向ける!』という話をウンゴロウンゴロでは良くする。
何かが行き詰ってるとき、
答えが見つからないときは
何故か大抵ベクトルが自分ばかりを向いている。
人間の素敵なところの一つは
誰かのためなら自分のこと以上に頑張れるところ。
ベクトルを周りに向けると
恥ずかしいとか、こう思われるかも・・・なんて発想は
一切出てこない。
ベクトルが自分を向いていないから
自分の気持ち以上に
相手の気持ちを大事にできる。
大事にする余裕が生まれる。
結局、好きな自分に出会えちゃうんだけど・・・ね。
自分のために動くより
周りの人のために動いてみると
絡まった糸がほどける様に
問題が解決してゆくことって実はたくさんある。