私が大好きな父。
かなり前のめりな父。
ガッツ似の父は魚釣りが趣味の一つだったので
船舶免許を取り、
小さな船を持っていた。
私たちを船に乗せ、よく天草の海に連れて行ってくれた。
ある日、船に乗っているとイルカの群れが!!!!
私たちは大事興奮☆
イルカウォッチングの船もたくさん出ている。
喜ぶ私たちを見て、お父さんもイルカの群れを
見つけては船をそちらに走らせてくれました。
家に帰り、家族みんなでその様子をビデオで見ていたその時です。
長年の悩みがやっと解けたように
父は嬉しそうに言いました。
「そっか!イルカは食べてもおいしくないんだろうね!!!!!!」
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一瞬、父以外の家族は動きが止まりました。
多分それぞれ頭の中でいろんなことを考えたと思います。
なぜ父はイルカがおいしくない!と思ったのか?!
その後、きょとん?!とする父以外は大爆笑です☆
その日、たくさんの船がイルカの群れを追っていました。
子供イルカもいて、たくさんのイルカが泳いでいました。
手を伸ばせば捕まえられそうな距離にいます!
そんなにたくさんいる魚(父の中では多分、確認はしてないけどイルカは哺乳類ではない・・・)を
なぜだれも釣ろうとしないのだろう?!
父の中では"ウォッチングして楽しむ"という意味が
わからなかったのだと思います。
その謎が解けた!
な~んだ、きっとおいしくないからだれも捕らないんだ!!!
母以外のみんながいっせいに笑ったので
罰が悪そうでしたが、
家族全員が愛してやまない父です。
母は父と一心同体なんですね。
そういう発言をした父を「もう!恥ずかしい・・・」と責めていました。