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目の前の事故

  • Posted by: 管理者
  • 2010年3月25日 09:42
  • life

前を走っていたタクシーに
子供が乗った自転車が横から出てきた。

 

後ろを運転していた私も思わず
『危ない!』と叫んだが、
子供の自転車の前輪が車のドアに当たっただけで
大事には至らなかった。

 

小雨の中、カッパを着て
母親と子供が自転車で道を横断しようとしていたのだ。
タクシーから『危ないよー』と言いながら
運転手の女性が降りてきた。

 

お母さんは顔色一つ変えずに
自転車にぶら下げていた黒いバックから
メモ帳と鉛筆を取り出し、筆談しようとしている。

 声が出ないのだ。
耳は聞こえるのだろうか?!

 

見ているだけで私はドキドキしていた。

 

大丈夫かなぁ?!
タクシーの助手席側のドアのところにあたったから
子供にも非があるのだろうか?!

どうしたらいいんだろう・・・・と心配で、
お母さんの表情をうかがうと何とも平然。
堂々としていてる。

 

 

車を前へ進めながら私はいろいろ考えていた。

私だったらどうだろう?!
きっと、うろたえている。

『危ない!』と声さえかけれない自分を
いたずらに責めてはいないか?!

泣きたくなっているはずだ。
メールで夫に連絡するだろう。。。

何故、彼女はあんなにも堂々としていれるのだろう。
どこかに連絡する様子もない。
夫もいないのだろうか?!

こんなこと大したことないくらい、
大変な想いをして生きてきたのだろうか?!

声がでないというのは先天的なのか?!後天的なのか?!
後天的なら、『ココで声が出せたら!』と思わないだろうか?!

『大変!』『きつい・・・』という尺度は
自分の過去の経験と比較できまるのだろうか?!

 

 

筆談で堂々としているお母さんを見ていたら
とっても自分が温室育ちに思えてきた。
ぬる―い世界で、大変!大変!!!!と言いながら
生きていたらいやだなぁ。

 

人生は比較するものじゃないけど
自分は目も見えるし、耳も聞こえる、
子供に『危ない!!!!』と大声で叫ぶこともできる。

そういうことは日頃、当たり前のことで
感謝さえもしない。

 

上を目指すことと、今に感謝すること。
その両方のバランスがとても大切。


偶然目の前で起こったことだけど
きっと意味がある、必然に思えて仕方がない。

 

ともするとできて当前!と思ってしまう日常。
全てが感謝に値することを忘れないでおこう。

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